引越しの際、作業員の方への心付け(チップ・お礼)をどうしたらいいか、悩む人は少なくないと思います。
ひと頃は、心付けを渡すのは当たり前と考えられていて、引越しシーズンともなると作業員の方の貴重な収入源であったようです。
最近では、チップを受け取ることを禁止している引越し会社も少なくありません。
チップがないからといって、作業が乱暴になるということはもちろん無いので、特に気を遣わなくてもいい方向に変わりつつあるようです。
とはいえ、やはり気持ちとしてチップを渡すなら、当然ながら作業が始まる前です。
気分よく仕事をしてもらえるし、作業中の頼みごともしやすくなります。
引越し当日はリーダー格の作業員が代表で挨拶をしにきますが、この時人数分のチップをまとめて渡してしまうのはNG。
多くの場合、リーダーが全て着服してしまいます。
作業中に、一人一人にこちらから挨拶をしながら(昼食代やジュース代として1人1000円程度)渡すのが基本です。
チップではなく、作業の合間に、お水やお茶のペットボトルを渡すだけでも喜んでもらえます。
できれば、人数分、全て異なる種類のペットボトルを用意するのがベストです。
作業員の方たちは飲み残したペットボトルを次の作業場に持っていくことになりますが、全て同じものだと自分のものか仲間のものか、わからなくなってしまうこともあるからです。